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2026年9月3日6分で読めます

【採択】シビックテック チャレンジ YAMAGUCHI — 山口県立山口図書館と協働

【採択】シビックテック チャレンジ YAMAGUCHI — 山口県立山口図書館と協働

山口県が実施する官民協働プログラム「シビックテック チャレンジ YAMAGUCHI」の令和8年度協働企業に採択されました。63社から寄せられた72件の提案から選ばれた8社の1社として、2026年9月から2027年1月まで山口県立山口図書館と協働し、郷土資料や過去のレファレンス事例へ自然言語検索でたどり着ける環境づくりに取り組みます。

株式会社シビックAI総合研究所は、山口県が実施する官民協働プログラム「シビックテック チャレンジ YAMAGUCHI」の令和8年度協働企業に採択されました。63社から寄せられた72件の提案のなかから選ばれた8社の1社として、2026年9月から2027年1月まで、山口県立山口図書館とともに実証に取り組みます。

【シビックテック チャレンジ YAMAGUCHI とは】

「シビックテック チャレンジ YAMAGUCHI」は、山口県が2021年度から続けている、スタートアップ企業等と行政・県民が協働して、デジタル技術で地域・行政課題を解決する事業です。

この取り組みの特徴は、行政が「作ってほしいもの」を仕様書で発注するのではなく、現場の職員が実際に抱えている「困りごと」そのものを課題として公開し、企業と一緒に解いていく点にあります。課題を出すのは県庁の各課だけではありません。県内の市町、県立の図書館や博物館、県警本部といった、住民と直接向き合う現場が課題オーナーとして参加します。

運営はアーバン・イノベーション・ジャパンがサポートし、事務局を特定非営利活動法人コミュニティリンク(兵庫県神戸市)が務めています。

【進め方】

  • 課題の公開:県・市町・外郭団体が、現場の課題を公募形式で提示します
  • 提案の募集:企業等が、その課題に対する解決策を提案します
  • 審査・採択:書類審査と面談審査を経て、課題ごとに協働企業が決定されます
  • 協働実証:採択企業と課題オーナーが同じチームとして、住民参加の実証実験等に取り組みます
  • 今後の検討:実証の結果をふまえて、その後の展開を検討します

令和8年度は8つの課題が公開されました。内訳は、市町から4課題(山口市2、長門市1、周防大島町1)、県および外郭団体から4課題(スポーツ推進課、山口県立山口図書館、山口県立山口博物館、県警本部人身安全・少年課)です。募集は2026年6月16日から7月12日まで行われ、63社から72件の提案が集まりました。

【当社が取り組む課題】

  • 課題名:眠る地域ナレッジを利用者へ。自然言語検索による調査のサポート
  • 課題オーナー:山口県立山口図書館
  • 協働期間:2026年9月〜2027年1月

図書館には、その地域にしかない知識が蓄積されています。郷土資料と、司書が利用者からの相談に答えてきた記録であるレファレンス事例です。

しかし、それらにたどり着くには、専門的な分類や書誌情報をたどる必要があります。「何を調べたいかは言葉にできるけれど、どの資料を見ればよいかは分からない」という利用者にとって、資料との間には距離があります。

山口県立山口図書館が提示したのは、この距離を縮めるという課題でした。県の発表では、次のように示されています。

AIを活用した自然言語検索により、利用者が郷土資料や過去のレファレンス事例へ容易にたどり着ける環境を整備し、利用者支援と職員の知見継承を図りたい。

【なぜ当社がこの課題に取り組むのか】

当社は図書館向けの対話型AI「AI司書SHIORI」を開発し、目黒区立八雲中央図書館、東京都中野区立中央図書館・中野東図書館、小田原市立図書館などで導入・実証を重ねてきました。中野区立中央図書館での実証では、31日間で926件の対話に応対し、AI単独での解決率98.6%を記録しています。

これまでの実証は、蔵書検索と読書案内が中心でした。今回の課題は、そこから一歩踏み込んだ領域にあります。

ひとつは、郷土資料という地域固有の知識をどう扱うかという問題です。全国どこでも同じ本を探すのとは違い、その土地の歴史や産業、人物にまつわる資料は、地域の文脈を理解しなければ適切に案内できません。

もうひとつは、レファレンス事例の継承です。ある問いに対してどの資料をどう当たったかという記録は、司書一人ひとりが経験として積み上げてきた「調べ方の知恵」そのものです。これをどう次の世代と利用者に引き継ぐかは、図書館に限らず、専門知を持つ人が減っていくあらゆる現場に共通する課題でもあります。

当社は「届かなかった場所に、AIを届ける」を掲げています。地域にしかない資料と、そこで積み上げられてきた調べ方の知恵は、まさに届けるべき対象だと考えています。

【令和8年度の協働企業】

  • エクスポリス株式会社(東京都)/山口市中心市街地活性化推進室
  • 株式会社アイシン(愛知県)/山口市阿東総合支所地域振興課
  • 樋口泰地(埼玉県)/長門市地域福祉課
  • 株式会社アイ・キャン(山口県)/周防大島町政策企画課
  • 株式会社INJUS(東京都)/山口県スポーツ推進課
  • 株式会社シビックAI総合研究所(東京都)/山口県立山口図書館
  • ZeroToInfinity株式会社(東京都)/山口県立山口博物館
  • Adora株式会社(東京都)/県警本部人身安全・少年課

【今後について】

協働期間は2026年9月から2027年1月末までです。この間、山口県立山口図書館と当社が同じチームとして、課題の掘り下げから設計、実証までを進めてまいります。住民参加の実証実験を実施する際には、あらためて当サイトでお知らせいたします。

【参考】

  • 山口県:令和8年度「シビックテック チャレンジ YAMAGUCHI」の協働企業決定について

https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/press/ybase-digitech/360832.html

  • シビックテック チャレンジ YAMAGUCHI 公式サイト

https://cc-yamaguchi.jp/

出典: PR TIMES
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